生きた油田 2

大気を通ってくる日光は、地球によって吸収され、赤外線として空間に再放射されます。


ところが大気中のニ酸化炭素は、赤外線を吸収し、地面にそれを再放射するのです。


というわけで、大気中のニ酸化炭素量が増すにつれて、地球の気候が暖かくなる傾向が出てくるでしょう。


このような傾向(温室効果と呼ばれています)が出てくると、従来の農業が立ち行かなくなり、両極の氷が解け、沿岸都市が洪水に見舞われることになります。


化石燃料を使うより、現存の植物からの燃料を利用する方がよいのは、ニ酸化炭素が放出されるのではなく、逆に、その植物体内に取り込まれることになるからです。


砂糖を使う一方に炭化水素の利用を研究する科学者がいれば、自動車燃料をつくる原料として、砂糖のような炭水化物の利用を試してきた科学者もいます。


ブラジル政府は、この目的のためサトウキビの収穫に乗り出したところです。


発酵の過程を利用することにより、サトウキビの糖分はエチルアルコールに変わります。


それを従来のガソリンや水と混ぜて使うのです。


その方法は、アルコールとガソリンを2対8の割合で混合するか(ギャサホール)、アルコールと水を9.5対5の割合で混合する方法の2パターンがあります。

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